年齢の変化と価値観の変化

還暦過ぎる前から感じていたことですが。年を取って来ると、自分の中で大事にしているもの、つまり価値観みたいなものが変化してくるんだな～って、そんな実感がありました。Carstensenという学者さんが提唱した「社会情緒的選択理論」によると、高齢者は「感情的に価値ある行動（嫌な人とは付き合わない、やりたいことだけをやる等）のような、情動的に満足できる目標や活動に傾倒する」とのこと。これにちょっと似ていると思います。

若い頃だと、未来は永遠にある気がして、未来のために備えることとか、あまり意に沿わない仕事でも「先々何かの役にやつ」と思ってやってみたりしたけど（実際それらの行動は、役に立ったし必要だったと思いますよ）、還暦過ぎた今は、自分が本当にやりたいこと、今からでも、あえて挑戦してみたいことに絞って、生きていきたい気持ちになっています。

お金も、時間も、自分の努力も、…です。

未来に限りがあることを、強く意識するようになったから？

確かに年齢があがると、シワもシミも体重も増えて、記憶力も低下して、自分にガッカリすることも多いんですが。

そして、世の中的には、しきりに宣伝しているサプリを飲んで、若見え化粧品を塗って^^、年寄りでも、若い人と同じように振る舞うことが「良し」とされている。

(´・ω・`)

それもいいけどさ。（笑）

「長生き」や「若見え」だけが人生の最終目的ではないはずだ。

今、ワタシは、若い時、永遠に未来があるように思っていたからこそ感じていた「不自由」から、解放されたのではないか？…と、感じています。

自分にとって価値がある！と、感じることだけに時間を使って、生きていけるように、努力していこうと思います。

それが、自分にとって「人生を完成させること」だと思うんです。

それは「自分勝手になる」ってこととは違うよ！^^

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