日本占領時期死難人民記念碑

10月10日(月)午後

ラッフルズでもう一杯飲む前に、ここを通りました。
日本占領時期死難人民記念碑です。

1967年にできた、高さ約68メートルの慰霊塔です。マリーナ地区に泊まると、バスの中からいつも見えますね。
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この塔は、1942年2月から1945年8月の日本軍占領時期の市民戦没者追悼のため、建設されたものです。シンガポール華僑虐殺事件を忘れないための記念碑です。

日本軍がシンガポールを占領した後、日本の占領に反対していた抗日勢力の多くは華僑であったため、日本軍は彼らを排除するために1ヶ月に渡り、検問、連行、そして虐殺を行いました。中にはまったく関係のない人も殺されたそうです。
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この下には、1960年代初めにシンガポール島内で発掘された、華僑粛清の犠牲者の遺骨を納めてあります。
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4本の白い塔ですが、4つはそれぞれ華人、マレー人、インド人、ユーラシア人を象徴しているそうです。
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まだ娘が小中学生の頃、一度この塔をじっくり見学して、その意味を娘に教えたりしたのですが、近ごろはバスの中から見るだけでした。

日本人が戦争中いかに酷いことをしたかは、学校の教科書でも、相当のページが割いてあると聞いたことがありますし、昔、娘と見た、サイエンスセンターの映像展示でも、メインの内容の映像の前に、シンガポール建国の映画があって、そこには、残酷な日本兵が、人々を殺していくさまが描かれていました。今はシンガポールで親切にしてもらっているワタシですが、心のどこかには「申し訳ない」気持ちもあります。本当にありがたいな…と思って、楽しくホーカー巡りさせてもらってます。
(^^ゞ

ワタシたちは違う時代の人ではあるけれど、戦争が「狂気」だということを忘れないようにせねば、と思います。ひとたび狂気の中に入ってしまうと、自分が狂っていることが自覚できなくなります。

それに、今は武器の威力が太平洋戦争時とは格段に違いますので、ひとたび戦争が起きれば、本当に多くの人が、一瞬のうちに、理不尽に、殺されてしまうでしょう。
「平和の尊さ」というけど、本当にその通りだと思います。

さて、仕事に行ってきます!
今日を乗り切れば、なんとか…。明日は部活ですし!よしっ。

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by lovehorse | 2016-12-03 07:00 | Singapore2016 | Trackback | Comments(8)
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Commented by ももすけ at 2016-12-03 09:29 x
私の高校の時の同級生で、中学までシンガポールで過ごした子がいました。その子が弁論大会で「日本は戦争で原爆が落とされたことを被害的に言うけど、シンガポールでは最大の加害者であることを知ってほしい」と訴えていました。
私はこれまで10回ほどシンガポールに行ってますが前半は旅行ツアーを利用してました。市内観光でメモリアルウォーに案内されたのは1回のみです。どうも、「せっかくシンガポールに来たのに気分が悪い」と日本人には不評らしいですね。でも、歴史は受け入れないといけないと思うのです。過去の日本人が何をしたのか?「それは過去のことだから」なんて、加害者が言うことではない。リー・クアンユー氏が「過去に囚われていては発展しない」と言って日本と友好関係を築く方針を取った結果が今日に繋がるのだと思います。
私は良くスイソテルスタンフォードに泊まりますが、メモリアルウォーが良く見えます。その度に手を合わせてしまいます。そして、シンガポールで嫌な思いをしたことがないことと、親切にしてもらったことと、美味しいものが食べられたことに毎度感謝しちゃうんです。あ、なんかすげー長文だ。ごめんなさいf(^^;
Commented by lovehorse at 2016-12-03 13:29
ももすけさん、
その通りだと思います。
人間なので、誰もが狂気の中で、何をしてしまうか
分からないのが戦争ですが、過去に、自分の国がやった
ことや、それが相手国の人にどう思われているのか、
たとえ自分は関わってなくても、それをちゃんと知って、
相手に配慮できることが必要だと思います。
国と国との関係は、謝った方が負けみたいな感じですが、
かからこそ、市民レベルでは、配慮する気持ちは持って
いたいですよね!娘にも、それを知ってほしいと思って
いました。サイエンスセンターの映像はワタシにとって
衝撃でした…。
Commented by una at 2016-12-03 14:29 x
全くその通りですね!
私も、できればここを毎回訪れて…とは思いつつバスから見るだけになってしまいますが、最低限過去に自分の国とどういう関係にあったかとかは心に留めて置きたいですよね。
ナショナルミュージアムに"SHONANTO"の展示がありますし、遠いけどチャンギチャペルミュージアムには展示と祈りを捧げる場もあります。そういうのも、ガイドブックやシンガポールの紹介VTRとかでも取り上げて欲しいなぁと思いますね〜。
でもほんと、現地の人達は日本人の我々をいつも歓迎してくれるのがありがたいです。
Commented by lovehorse at 2016-12-03 17:38
unaさん、
本当ですね…。
チャンギのミュージアムは行ったことがないので、
いつか行きたいです。
アジアの人から、日本がどう思われているのか、
それを教えるのに、シンガポールはよい場所だ
と思います。多くの修学旅行生がシンガポール
を、訪れますが、事前学習でそういうことを
きっと扱っているのでしょうね…と、思います。

シンガポールは、癒されるおやすみ処であり、
働くモチベーションであり、自然にふれ合える
場所であり、胃袋の限界に挑戦する場所であり、
また日本を知る場所でもあるなぁ…と、思います。
(^o^)
Commented by lee_makan at 2016-12-03 18:04
台北からの帰りのバスの中で、この記事を読みました。
そしたら、涙が溢れてきて・・・
学校では習わなかった東南アジアでの悲しい事実。
それを知ってから、シンガの年配の方から日本人か?と言われるたびにドキッとし、また友達の家へお邪魔して、ご両親や家族の年配の方とお会いするたびに、複雑な気持ちになります。
でも、どなたも好意的で親切で嫌な思いは一度もしたことがありません。
そのたびにリークアンユーの言葉、「許そうしかし忘れまい」を思い出します。
どれだけこの言葉に日本人は救われているのだろうかと。
いつも楽しく滞在させてもらっているシンガ、
私も今度感謝の気持ちを込めて、ゆっくりこの塔を訪れたいと思います。
この記事をアップして頂いて、本当にありがとうございます。
そして、ももすけさんやunaさんも同じ気持ちなんだと知って
とっても嬉しいです。
Commented by lovehorse at 2016-12-03 20:20
Leeさん、
おかえりなさい~!!
>リークアンユーの言葉「許そうしかし忘れまい」
本当にそうですね。そして、国の交流は50年に。
誰でも、自分の家族を殺されたりしたら、決して
忘れないでしょう。その敵国の人を恨むと思うし。
でも、親切にしてもらって、元気ももらって(^o^)、
本当に、ありがたいですよね!
前の時代の悲しい出来事は忘れずに、寛容な人々に
感謝しつつ、今後も訪問させて頂きたいと思います!
Commented by ぼる at 2016-12-04 23:14 x
シンガポール在住者です。いつも楽しく拝見させていただいております。
オバチャン様、よくぞ書いて下さいました!第二次大戦中の日本軍の虐殺行為は残念ながら日本人に知られていないので(私もこちらに来るまで知りませんでした)、オバチャン様が書いて下さる事で、多くの方の目に触れる事と思います!
戦争は、もう沢山ですね(>_<)
Commented by lovehorse at 2016-12-05 00:14
ぼるさん、
コメントありがとうございます~。
そして、いつも見ていただいてありがとうございます!
シンガポールに行かないと分からないですよね…。
もちろん日本の教科書では出てこないので、ワタシ達が
知らせないといけないですよね!
でも、正直、自分自身、近ごろ忘れてました。
娘が小中学生の時は、すごく意識していたんですけどね。
改めて、このとき、思いを馳せました。
昔のことだけど、日本人としては、忘れるべきじゃない、
…って、思っています。
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